ソフトバンクと言えば
日本でソフトバンクと言えば、「携帯」のイメージですが、海外では「ライドシェア」のイメージかもしれません。
ソフトバンクとライドシェアの関係は大きく、世界のライドシェアに大きく影響を与えています。
ソフトバンクとライドシェア
ソフトバンクはサウジアラビアとの共同出資10兆円ファンドを通じて、Uber 、インドのオラ(Ola)、中国の滴滴出行(ディディチューシン)、シンガポールのグラブ(Grab)、ブラジルの99など、世界中の主要なライドシェア企業に出資しています。
●世界最大のライドシェア会社「uber」に2017 年に出資し、株式の15%取得
●インド「ola」に出資し株式の25%取得
●中国の滴滴出行(DiDi)に2017年5月に5650億円出資。テンセントなど他社を抑えて大株主を維持
●シンガポールのグラブ(Grab)には、2017 年7月に20億ドルをDiDiと共同出資、以前からの投資と合わせると30億ドルの大部分を出資
●ブラジルの99にはソフトバンク出資企業の中国のDiDi が99を買収した。買収額は10億ドル(約1100億円)2018年1月
●ロシアではUber は2017年ロシアのヤンデックスとライドシェア事業を統合。Uber が2億2500万ドル(約255億円)、ヤンデックスが1億ドルを出資。
uberの戦略
出資だけでなく、ソフトバンクがuber に投資した所からuber の世界戦略が変わりました。
●2016年8月、uber が中国から撤退。uberは対価として株式の形で合併。新会社の約2割を保有する。買収金額は数千億円規模。これは出資前ですが。
●2018年3月、uberが東南アジアのライドシェア事業をGrabに売却。
Uberは最近60億ドルと評価されたGrabの株式の27.5%を獲得。
ソフトバンクは直接的に、欧米圏の「uber」中国の「DiDi」東南アジアの「Grab」インドの「Ola」、間接的にロシアの「ヤンデックス」ブラジルの「99」に出資しています。
ソフトバンクは、世界中のライドシェアに大変大きな影響力があり、その中心のuberの筆頭株主です。
ソフトバンクのイメージは「ファンド」or「ライドシェア」なのです。
ライドシェアの覇者ソフトバンクが、どこまで大きくなるのか楽しみです。